ブラジル・アリアンサ宣教の過去・現在・未来(その1)
会員 圓林 栄喜
1 はじめに
ブラジル・アリアンサで下桑谷浩宣教師が奉仕を
はじめられてはやくも20年が過ぎました。自衛隊
を退職されたのち単身でアリアンサに乗り込まれ、
様々な体験をしてこられた下桑谷宣教師の働きを振
り返り、第1回目はブラジル・アリアンサについて、
2回目は下桑谷宣教師のアリアンサにおけるこれま
での活動、3回目は今後の展望という3回シリーズ
で報告したいと考えています。
2 ブラジル・アリアンサについて
(1)ブラジルについて
地球の反対側に日本の23倍の広大な国土
(851万Km2、世界5位)を持つ国があります。そ
れがブラジルです。世界中の民族、人種が集まり、
豊富な地下資源、肥沃な大地、アマゾン、パンタナ
ール等の自然遺産、サルヴァドール、ブラジリア等
の文化遺産を有する恵まれた大国です。人口は約1
億9千400万人(世界5位)、カトリック教徒
が90%を占めます。明治41年(1908年)に初め
てブラジル移民が始まり、日系人は約140万人と言
われており、その日系人を対象とした伝道を行う
必要がありました。
(2)アリアンサについて
アリアンサはサンパウロ州北西部のミランドポ
リス市に位置(サンパウロから約600km)していま
す。大正10年(1921年)に当時の長野県知事・本間
利雄(ほんまとしお)の提唱により、ブラジルに理
想の日本人村を作ろうという、「移住地建設宣言」
がなされます。知事の命を受けた力行会の永田稠
(ながたしげし)が山室軍平の助言を得て、北原地
価造(きたはらちかぞう)、輪湖俊午郎(わこしゅ
んごろう)らとともに建設にとりかかり、大正13年
(1924年)には2200アルケール(5324ha)の土地
が購入登記され、アリアンサが誕生します。
そもそも、アリアンサとは旧約聖書のⅠ歴代誌28
章2節の「神の足台」をポルトガル語で「アリアンサ」
と呼ばれていることに由来します。「当地が神の契約
の地で、乳と蜜の流れる里になるように」という願い
を込めてつけられたそうです。
永田稠氏は多くのクリスチャンを移住させ、教会
の基礎を作ります。入植者の中には朝夕の礼拝をお
こなう者がおり、日曜学校も開かれ、当時の会員数は
114名に及んだそうです。昭和3年(1928年)にはア
リアンサキリスト教会が発会しました。
また、彼は「コーヒーより人を作れ」の標語を残し、
アリアンサ大学の建設も提唱しました。それまでの
出稼ぎ的な移住態度と異なり、移住地に確実に定着
できるように確実な計画と秩序、統制ある組織の下
に移住することが計画され、移住者も軍人、学者、実
業家、官吏、芸術家、宗教家等インテリ的色彩が強い
ものでした。
このため「銀ブラ植民」と羨望のまじった名称まで
生まれたこともありましたが、多くのインテリたち
はもともと百姓ではなく、コーヒー不況や地力減退
などのために畜産方面にくらがえすることもできず、
かなりの移住者がアリアンサの地を離れていきます。
一時はすべての村に日曜学校が広がり、家庭日曜学
校まで開かれた状況でしたが、移住者の転出や日本人
一世の昇天、若者の流出によりすべての教会が間もな
く閉鎖され、アリアンサ教会のみが残ります。しかし、
その教会も20年間無牧状態が続き、苦しい道のりを
経験したのでありました。(次回に続く)
長橋晴子師の召天について
今井健次先生のご長女であられた長橋晴子師が
6月23日に天に召されました。日本で行われたA
MCFアジア大会でもピアノのご奉仕をしていた
だき、コルネリオ会の働きにも理解のある先生が召
されたことは非常に残念です。告別式は慰めに満ち
た故人のお人柄を思いだす式でした。ご主人の和彦
兄をはじめご遺族の皆様に慰めと平安があるよう
お祈りください。
以下に長橋晴子師の略歴を紹介いたします。
2012年度総会報告
5月12日(土)、2012年度コルネリオ会総会が高田
馬場マルエツビル2F集会所にて実施されました 。
2011 年度の活動報告・会計報告と2012年度の活動計
画・予算計画及び役員人事の審議がありました。
また、2012年度の活動計画、役員人事、会計決算及
び予算は以下のようになっています。異議のある方
は会宛て1ヶ月以内に申し立ててください。
2012 年度コルネリオ会活動計画および担当者
1 方針
コルネリオ会は、2012台湾Interaction,2013
韓国東アジア大会、2014南アフリカ世界大会への
参加と世界大会の支援を計画的に準備するとと
もに会員の月例会への出席奨励とニュースレタ
ーへの積極的な投稿を勧め、会を活性化して会員
の使命達成に寄与する。
2 活動要領
(1)月例会の活用
ア 聖書の学びにおいては、率直な分合いを行い
会員相互の霊的な一致を助長する。
イ 月例会の運営は、提案や問題点を持寄り出席
者全員で解決して行くこととする。
ウ 新人の開拓に努めるとともに、来訪者を歓迎
して地境を広げて行く。
(2) 広 報
ニュースレターへの会員の積極的な投稿を
勧め、会活動への参画意欲を醸成して行く。
(3)宣 教
ア ホームページを更に活かし、会を通じて宣教
に寄与する。
イ テモテ会とは、韓国軍人クリスチャン及び防
大生との交わりを通し信仰を深め励まし合う。
ウ 自衛隊宣教会とは、宣教活動の方向を周知し
つつ忍耐をもって協調を続ける。
(4)国外活動への参加と支援
ア AMCF(世界軍人キリスト者の会)及び
ACCTS(AMCFの教育支援機関)との連絡・調整
を維持し、相互の意思疎通を図る。
イ 2014世界大会の支援と参加の準備を優先し、
次いで2012台湾Interaction,2013東アジア
大会への出席者を計画的に確保して行く。
(5)会計
ア コルネリオ会会員の海外派遣宣教師、教職
顧問、AMCF及びACCTS等への献金に努める。
イ 世界大会への支援献尾が金を、ニュースレ
ター等を通じて祈り求める。
(6)会 計
コルネリオ会会員の海外派遣宣教師、教職顧
問、AMCF及びACCTS等への献金に努める。
献金のお願い
コルネリオ会会計 加瀬典文
いつもコルネリオ会をおぼえていただき、お祈り
下さいましてありがとうございます。また、多くの献金
をいただいていますことに心から感謝申し上げます。
昨今の日本及び世界の経済状況は決して芳しいもの
ではありません。しかしながら、私どもは主に祈り求め
24年度目標献金額を40万円としました。7月31
日現在、献金額は7万1,860円で達成率は18%で
す。
また特に、2014年開催予定の南アフリカ世界大
会に対し40万円(今年度、次年度20万円ずつ)を
コルネリオ会から献金することにしております。
どうか、会計のために皆様お祈りいただければ幸い
です
リックさんご夫妻の帰国
ACCTSスタッフとして長年奉仕してこられ、リ
ックさんの名称で親しくお付き合いさせていただいた
Richard Ryles 兄と奥様のMelissa姉が、米軍の仕事を退
官し米国に帰国されることになりました。9月末に日
本を発たれる予定です。これまでの主にある交わりの
数々に感謝したいと思います。
Richard Ryles 兄とコルネリオ会等との交流は以下の
通りです。
○ 一番の思い出についてリックさんに伺いました
「すべてが良い思い出になっています。14年の間に
はたくさんのすばらしいことがありました。主にある
者としては、私の母や叔父の小野寺家の家族4人がイ
エス様を受け入れるのを見ることができたのは最大の
喜びです。神様は、私の日本滞在を次の国々でのACCTS
とAMCFの良い活動の基礎を築くための期間として用
いてくださいました。インド、スリランカ、マレーシア、
タイ、インドネシア、カンボジア、ベトナム、フィリピン
モンゴル、台湾、ニュージーランド、韓国、そして、もち
ろん日本においてです。」
○ コルネリオ会員の皆さまへ
「14年間はあっという間に過ぎてしまいました。防
大や馬堀聖書教会を尋ね、東京でのコルネリオ会の
例会や2002年、2010年のAMCFアジア大会、2005年の
Interaction に参加し、3組のクリスチャンカップル
との弟子訓練会を導き、コルネリオ会の皆さまと生
涯にわたるであろう友情を育んでこられたこと、す
べてが本当に良い思い出です。私たち夫婦は、これら
の思い出を大切に胸にしつつ、神様がまた来日の機
会をくださるよう祈っていきます。コルネリオ会が
神様のご栄光のため自衛隊に対して力強く働きかけ
ていけるようお祈りしています。神様が皆さんの働
きを強めてくださいますように!」