2019東アジア大会終了
2019 年8月29日~31日、横浜指路教会および横浜オンヌリ教会で実施した東アジア大会は無事終了しました。
皆様のお祈りとご支援、ご協力に心から感謝します。
今回は、成果の概要と大会間の雰囲気を理解していただけるよう写真を多く掲載させていただきます。
「2019 AMCF 東アジア大会を終えて」 -イエス・キリストにあって一つ-
コルネリオ会会長 石川信隆
はじめに
「イエス・キリストにあって一つ(ガラテヤ3:28)」。
このみことばは、AMCF(世界軍人クリスチャンの会)
のモットーです。このみ言葉を体験するため、毎年、
東アジアの軍人クリスチャンは、大会(Conference)(約
100 人規模)とリーダー研修会(Interaction)(約 30
人規模)を開催しています。
今回の東アジア大会は、1986 年の日本で開催した第 1
回目以来、第5回目になります。私は日本で開催された5
回の大会にすべて参加できる恵みを得ました。10 年に 1
度の世界大会(約1000人~3000人規模)も3回参加しま
した。しかしながら、日本のコルネリオ会(防衛関係キ
リスト者の会)という小さなグループ(実動会員約10名)
が、このような大きな大会を開催するのは至難の業です。
ひとえに主の憐れみとコルネリオ会員、牧師先生方のご
協力および各教会および会員家族、さらに金学根牧師の
献身的な働きにより成り立っています。
世界の軍人クリスチャンの会は現在 150 か国以上か
らなり、14 地区に分かれ東アジア地区はその中の一つ
です。韓国・台湾・モンゴル・日本と最近中央アジア
(カザフスタン・タジギスタン・キルギスタン・ウズ
ベキスタン・タルメキスタン)も加わり、毎年順番に
リーダー研修会と大会を開催しています(北朝鮮と中
国がまだない)。最近では2005年品川(研修会)、2010
年成田(大会)、2015年両国(研修会)、2016年台湾(大
会)、2017 年モンゴル(研修会)、2018年韓国(研修会)、
2019 年日本(大会)と順番に回ってきました。2020年
台湾(研修会)、2021 年キルギスタン(研修会)、2022
年韓国(大会)、2023年モンゴル(研修会)、2024年世
界大会(ブラジル)、2025年日本(研修会)の予定です。
今大会のモットーは、「平安があなた方にあるよう
に(ヨハネ20:19)」のみ言葉でした。最近の日韓情勢
が厳しい中にあって、今大会が無事に終了できたこと
は、まさに主の憐れみのお蔭です。
準備段階
今回の東アジア大会の準備は、2017年8月モンゴル
での研修会が終了した後から始まりました。
2-1 大会案内の作成
①大会の目的、②日時、③場所、④プログラム、⑤
参加人数など、コルネリオ会の例会(毎月第2土曜日)
ごとに、みんなで相談しながら、開催日は、8月29日
~31 日、開催場所は横浜オンヌリ教会に決めました。
しかし、その後、金学根牧師が祈りによって横浜指路
教会の藤掛順一先生を動かし、長老会を説得していた
だき、主の憐れみによって開会礼拝と1日目、2日目の
夜の部の横浜指路教会での開催が決まりました。
2-2 大会誌の作成
プログラムとメッセージを入れた大会誌(Booklet)を英
語版(外人用)と日本語版(日本人用)を100冊ずつ同時
に作成しました。今までは英語と日本語を一つの大会誌の
中に書き入れていましたが、外国人にも日本人にも読みや
すくするため、今回初めて別々に作成しました。
メッセージ・証しなど先生方への依頼は、2019 年 2
月ごろからスタートして日本語を英語への翻訳作業も
あり、翻訳係(中野久永兄・太田光代姉・尾崎伸作兄)
のご協力もあり 6 月末にはほぼ完了しました。英語メ
ッセージを各国へ予め送り、それを各国語(韓国語。
中国語、ロシア語、モンゴル語)に翻訳して、メッセ
ージが当日よく理解できるように配慮しました。
2-3 通訳の問題
東アジアの理事会では、会議全体を英語のみで話す
ことにしていましたが、日本人参加者も対象とするた
めと日本語で話す先生方のため、通訳機および通訳者
の確保に努めました。
3.実行段階
3-1 交通輸送の問題
各国へは羽田空港到着を要請しましたが、モンゴ
ル・中央アジアの方は成田空港着となり、成田空港出
迎えが大きな問題でした。
特に、モンゴル10名は早め(8月26日)に来て無料宿
泊を希望し、本郷台キリスト教会の元モンゴル宣教師の木
島先正敏先生(防衛大17期)に依頼しました。お蔭で本郷
台キリスト教会にモンゴル10名+1名(米宣教師)を宿泊
させて頂きました。成田空港へは本郷台教会の車で木島夫
人が迎えに行き、また木島夫人は3日間の朝食まで作って
くれたそうです。また今市兄は、タジギスタン、カザフス
タンの成田出迎え、スリランカの羽田出迎え、および韓国
団の羽田見送りなど、大活躍でした。
今回は横浜を舞台として、ホテル(桜木町ワシント
ンホテル)、2つの教会(指路教会、オンヌリ教会)、ク
ルーズ(大桟橋)など、足の悪い方や高齢者のため、
車 2 台(芝兄および金先生)を用意し、大活躍をしま
した。一方で、ホテル~教会間をタクシーで移動され
た方もおられました。
3-2 受付段階
8 月29日(木)1300ホテルに奉仕者全員集合してお
祈りによってスタートしましたが、参加費の徴収、名
札の受け渡し、ホテルの鍵、大会誌の配布など、一時
大混乱になりました。しかし、何とか開会礼拝に間に
合うことができたのは、主の恵みでした。
3-3 8月29日開会礼拝
徳梅陽介牧師によるメッセージでは、「平和をつく
る者は幸いです(マタイ5:9)」から、イエス様が与え
てくださる平和は、隣人を愛することができると語ら
れました。馬堀聖書教会による特別賛美「ガリラヤの
風薫る」はパイプオルガンに合わせて、聖霊が指路教
会堂におりてくる感じでした。しかし、大衆賛美の「輝
く日を仰ぐとき」では、パイプオルガンの前奏から大
衆が歌い出し、オルガンと賛美・PPTが一致しない場面
に遭遇しました。これは、参加者が指路教会の賛美方
式を知らなかったためであり、事前打ち合わせの必要
を感じました。
3-4 8月29日夕食
ケータリング会社に依頼して、バイキング方式で指
路教会の1階で夕食をしました。100人を1列でバイキ
ングするのは時間がかかりすぎ、早い人と最後の人に
は長い時間のずれが生じました。しかし、交わりの時
間が持てて良かったという人もいました。
3-5 8月29日宣教大会
藤井秀一牧師(自衛隊音楽隊出身)が、違った立場
の人を一つにしてくれるイエス・キリストの福音をま
っすぐ伝えていきたいと話されました。
山北宣久牧師(元日本基督教団総会議長)は、日韓
の厳しい情勢の中で、日本に来られた韓国の方たちに
お詫びをして下さいました。さすが日本のキリスト教
会を代表するリーダーだと思いました。
3-6 8月30日証し
木島正敏元宣教師は、1992年~2003年(11年間)モ
ンゴル宣教に従事し、その間モンゴル士官候補生 3 人
に聖書を教えました。今回その中の1人が来て20年ぶ
りに再会を果たし、現在モンゴルの軍人クリスチャン
は 400 人に成長したと証しされました。また中上祐子
姉リーダー率いる本郷台キリスト教会員による素晴ら
しい賛美に聴衆一同心が洗われました。
3-7 8月30日各国報告(1)
韓国、台湾、モンゴルの順に各国の報告を行いました。
韓国の軍人クリスチャンは、退役グループ、現役グル
ープ、支援団体(MSO、MEAK)など約6万人おり、陸軍、
海軍、航空、海兵隊にそれぞれ立派な教会堂を持ち、
また駐屯地にも教会堂と、軍隊の牧師(チャプレン)
を持っていること。毎年6月には約1万人の兵士がソ
ウル郊外のオーサンリ祈祷院に集まり、聖霊大会を実
施していること。兵士の洗礼が一度に1000人から10000
人単位で行われることもあると紹介されました。
台湾では、今年2月に会長が交代し。毎月1回の例
会と役員会や聖書の学び会を実施しており、会員数は
日本よりかなり多いようですが、高齢化している感じ
を受けました。
モンゴルでは、モンゴル軍人クリスチャンが急成長し
ていることに皆驚きました。スタッフが11人いて、専用
の事務室を 4 部屋購入、士官候補生が毎週木曜日、青年
幹部は毎週土曜日、高級幹部は毎週火曜日に聖書の学び
をし、毎年1回、国内研修会を開催しているそうです。
3-8 8月30日聖書講演
西岡力先生(麗澤大学客員教授)は、ルカ10:38-42、
ヨハネ12:1-3 から「マルタ」の生き方を話されました。
マリアはイエスの話に耳を傾けていたが、マルタは一生懸
命イエスにおもてなしをしていました。西岡先生は、そう
いう一生懸命給仕するマルタ、一生懸命自分の任務に励ん
でいる自衛隊員を好きですと話されました。
3-9 8月30日昼食後
日本で一番古い横浜海岸教会を全員で訪問。その後、
横浜港を一周するティー・クルーズを楽しみました。
その間、各国リーダーが集まり、船内で理事会を開催
し、今後の計画について議論しました。8月30日の朝
は猛烈な雨でしたが、午後には曇りから晴れに変わり、
これこそ主の奇跡と主の祝福でした。
3-10 8月30日宣教大会
尾崎伸作兄(防大 35 期)の証しでは、「いつまでも
残るのは、信仰と希望と愛です。その中で一番優れて
いるのは信仰です。」と思ったら、「その中で一番優れ
ているのは愛です」とあり、宗教の枠を超えた大きさ
を感じたと話されました。
藤掛順一先生は、へブル11:1-3から「すでにとい
まだの間」というメッセージの中で、私たちは「既に」
与えられた救いの恵みに支えられて、「未だ」完成して
いない「望んでいる事柄」を希望を以て歩みましょう、
と語られました。
3-11 8月31日証し、各国報告(2)と派遣礼拝
長男を陸上自衛官にもつ井草晋一牧師は、「主の両
腕における協力と連帯による平和づくり」が重要な課
題であると語られました。
各国報告では、タジギスタン、カザフスタン、キル
ギスタン、日本の順に発表がありました。まだ十分な
組織ができていない中央アジアの報告でしたが、真剣
に福音宣教の道を探しているようでした。
日本は、1898 年フィンチ宣教師が黒田牧師と連携し
て海軍軍人を宣教し、その 120 年後に、黒田牧師の孫
の海野涼子姉が今大会に参加したのは、まさに主の奇
跡であると報告しました。加瀬真弓姉の「インマヌエ
ル」の賛美は、参加者一同心を一つにした素晴らしい
歌声でした。
朝岡勝牧師は、エパフロデトの例をとり、キリスト
のお役に立てない自分になっても、その時「主の憐れ
み」の使者として生かされることを感謝しようと話さ
れました。
3-12 8月31日昼食・解散
最後の昼食はそばとごはんセットをいただき、その
後、それぞれ帰国の途に着きました。
3-13 大会後のホテル宿泊
モンゴル10名・中央アジア5名は、桜木町ワシントン
ホテルから関内地区の別のホテルに移動しました。これ
は,Rick さんご夫妻の手配であり、キルギスタン2名の
出迎えと見送りを含めて、心から感謝する次第です。
3-14 世界会長夫妻の接待
8 月29日早朝6時にスリランカからバンコック経由
で羽田に到着、今市兄の出迎えにより、ホテル到着、
以後、芝兄専用の車で移動して頂きました。奥様のデ
ィルハニさんといつも共に行動され、記念写真におけ
る大会の花として活躍して頂きました。9月1日の真夜
中に羽田から母国へ帰国されました。帰国後、今大会
は良く準備され、細部まで行き届いた素晴らしい大会
であったというお褒めのメールを頂きました。
4.結び
4-1 大会後の新聞・テレビ放送
本大会を取材した「クリスチャン新聞」中田記者も
好意的に宣教大会を記事にして頂きました。また日本
CGN テレビも主として宣教大会を取材され、自衛官キリ
スト者への宣教や祈りが必要であると報じました。
4-2 大会の反省事項
かなり準備したつもりで臨んだ大会でしたが、いざ
ふたを開けると様々な予想しない問題が噴出しました。
①受付時の混乱の問題、②名札がない参加者の問題、
③大衆賛美の問題、④長すぎるスピーチの問題など、
多くの想定外の問題が起こりましたが、幸いに致命傷
に至らず、許される範囲内でおさまったのは、主の憐
れみ以外にはありません。また通訳機のレシーバーは、
関兄と荻原兄が献身的に管理して下さり、一時行方不
明になったレシーバ-が最後すべて回収できたとの報
告があり、ほっとしました。
4-3 大会予算と記念撮影
ホテル代を事前に払うように指示があり、それらを
支払いましたらコルネリオ会会計が底をついてしまい
ました。あとは各国からの参加費で大会すべての会計
を賄うしかありませんでした。しかし、主は憐れんで
くださり、何とか僅かの赤字で乗り切ることができま
した。記念撮影は伊東泰生兄にすべてお願いし、忍耐
を以て撮って頂きました。
4-4 感謝状の贈呈
閉会式では世界会長から、韓国の前東アジア会長の
Lee, Kap Jin と今大会で献身的に奉仕を捧げた金学根
牧師へ、またカザフスタンのキム・バサリオンへ現東
アジア会長から感謝状を贈呈して頂きました。
4-5 大会祝福への感謝
いずれにしても、今大会には、主の御手により、奉仕
者1人1人が十分以上に働かせて下さったことに対し、
主と先生方・奉仕者・参加者に心からの敬意と感謝を捧
げます。各国からも帰国後感謝のメールが届きました。
以上 感謝して 在主
東アジア大会決算報告
コルネリオ会会計 長濱貴志/石川信隆
2019東アジア大会の決算報告をいたします。皆
様の尊い献金により必要が満たされました。心から感
謝いたします。
1.収 入
No 項目
1 全参加費(74名 x 3万円)
金額(円)
2 部分参加
2,220,000
194,400
3 東アジア大会 献金
4 一般会計から補填
615,500
101,044
収入合計
2.支 出
No
項目
3,130,944
1 宿泊費(ホテル代+モンゴル本郷
台教会宿泊費3万を含む)
金額(円)
1,252,344
2 講師謝礼
3 通訳者謝礼
190,000
30,000
4 交通費:
5 通訳器材費(トランシーバー)
160,000
199,800
6 ツアー費用(クルーズ)
7 食事代(夕食2回、昼食2回)
199,750
596,802
8 賛美謝礼
9 施設利用(指路教会、オンヌリ教会)
38,000
103,000
10 名札・垂れ幕・袋・大会誌
11 写真(DVD含む)
98,600
20,000
12 MEAJ(準備祈り会+夜の部賛美他)
13 世界会長接待費(Rick さんへ)
100,000
20,000
14 事務費(郵便手数料等を含む)
支出合計
122,648
3,130,944
註:1.中央アジア5名の参加費はコルネリオ会が負担
世界会長夫妻の滞在費はコルネリオ会が負担
大会中の献金(3万円)は金学根先生へ献金
中央アジア5名の渡航費支援には、韓国2000$,
台湾1000$,ACCTS10 万円の献金が捧げられた。
次回東アジア大会に向けた課題
今大会を振り返り、次回の大会で改善すべき事項につい
てアンケート調査を整理しましたので紹介させていただき
ます。ご意見等がありましたらお知らせください。
(1) 大会運営
奉仕者が限定され、一人で何役も業務を抱える状況が生
起した。役割分担を細部まで明確化する必要がある。
今後、このような大会を開催する場合、できるだけ多く
のコルネリオ会員の参加ができるような体制と意識を持
てるような配慮が日頃から欲しい。
それには若手会員の拡大、奉仕者の拡大が必要である。
大会の貴重な経験の継承も重要である。
各人がいつまでに何をしなければいけないかを明らか
にする必要がある。また全般的に作業要領の最終確認を
行うべきであった。
(2) プログラム
参加国メンバーとの個人的な交流時間や祈りの
時間を確保すべきであった。各国報告の要領は発表項
目をある程度統制し、時間も厳守するようにすること
が望ましい。予備の時間をそれぞれのプログラムで確
保しておくことも必要であった。各自での祈りの時間
はあったが、周りの音が大き過ぎ、音響等に配慮する
ことが必要であった。司会を日本語で実施するか、英
語で実施するか、検討が必要であった。賛美歌詞は必
要な国だけに絞った方が良い。
(3) 会場・食事
参加者の高齢者化もあり、宿泊場所や会場は努め
て1か所での開催が望ましい。しかし、価格の問題
もあり、今後検討する必要がある。教会で食事をする
場合、会場の配置が必要である。
(4) 受付・送迎
参加費とルームキー等の授受は個人ごとではな
く、国別にまとめて一括対応にすべきであった。
受付(準備時間、人数、参加者に渡す鍵等の事前準備)
はもう少し綿密に時間の余裕が必要であった。袋一式(冊
子、名札、他)の準備は前日までが望ましい。送迎用の
ワゴン車等の準備は必要不可欠である。
(5) 通訳・通訳機材
言語は英語での統一が望ましい。大会誌を英語版、
日本語版に分けたのは良かった。次回も実施すべきと
思う。ただし、費用がかかる。通訳の負担が過大にな
るので、同時通訳者への配慮が必要である。
献金感謝(2019.7.29-2019.11.30)
皆様の献金を心から感謝します。
東アジア大会献金者:
中野久永、瀬戸重樹・美枝子、大沼薫、馬堀聖書教会、
島田貫司、海野幹郎、尾崎伸作、石川信隆、今市宗雄、
加瀬典文、宮田皓旦、徳梅陽介、中岡一秀、 常盤一崇、
圓林栄喜・さゆり
一般献金者:
瀬在道晴・米子、西澤邦輔、中村誠一、内山義彦・和子、
桧原菜都子、在原繁、後藤孝良、石井克直、河野行秀