ニュースレターNo.98

「軍人キリスト者」国際大会雑感(その一)
元コルネリオ会会長 工学博士 今井健次
1 プロローグ
軍人キリスト者国際大会は英国 OCU(Officers
Christian Union)が世界各国の軍人クリスチャン団
体に呼びかけて大会を開いたのが初めである。しばら
くは英国の OCU によって主催され、日本からも戦前に
旧海軍の佐々木親大佐が招かれて参加したことがあっ
た。戦後再開されて英国米国を中心に国際大会として
大体4年に1回の割に世界各地の会場で開かれた。こ
れにコルネリオ会も招かれ有志が代表として参加して
いた。その後参加者が増えたので、1980年名称もAMCF
( Association
of
Military
Christian
Fellowship)と変わり、現在は全体の世界大会の他に
各地区でも国際大会が開かれることになった。アジア
地区でもアジア各国の持ち回りで開かれてきたが、今
年8月には日本での3回目のアジア大会が開かれるこ
とになった。聖書には「在留異国人を苦しめてはなら
ない(出エジプト記22:22)」とあるので篤信のクリス
チャンは他国からの客を厚くもてなす習慣がある。外
国のホームステイには素晴らしい思い出がたくさんあ
るので、それらについて少し省みたい。
2 ワシントンDC
筆者が初めてこの大会に出席したのは1976年米
国バージニア州 Massanetta Spring で行われた国際大
会であった。成田を出発した飛行機が延着のため目的
地のワシントンDCからかなり離れたバルチモアの空港
に着いてしまった。その後が大変だったが、それでも
当日のホームステー予定の Mr.Holden が遠路車で迎
えに来てくださったので滑り出しはやれやれというこ
とであった。Holden 兄は元空軍士官でその当時は法律
関係の仕事をされており、Anapoliceで海軍兵学校のク
リスチャンの世話もしておられたので翌日はその兵学
校を案内して頂いた。国際大会は祝福のうちに1週間
の行程が終わった。その後は帰路公務で米軍施設を2
箇所見学することになっていたので、その途中何箇所
か会員の方の家に泊めて頂くことになった。その事は
出発前に大体決まっていたが、ただ大会の終了した夜
の宿泊だけは決まっていなかった。そこで大会の終了
の前の日に担当者に確かめたところ、明朝食事のとき
までに決めるとの話なので、明朝食堂へ行ったら
BillRadd 少佐のいるテーブルの所へ連れて行かれた。
そして今夜はこの方の家にお泊まりなさい、というこ
とで、そこで初めて少佐夫妻にご挨拶して、お世話に
なることになった。大会が終了してから少佐の車に夫
妻の家族6人と私と家内の合計8人を乗せてワシント
ンDCに向かった。少佐はペンタゴンに勤めているらし
く、家は近くのアーリントン地区にあった。途中、夕
方になったので少佐夫人が近くの店でローストチキン
とりんごとを買ってきて車に積んだ。それが今夜の夕
食であった。家について泊まる部屋に案内して下さっ
たが、それが主人夫妻の寝室であった。一番良い部屋
で、部屋の調度はなかなか立派でベッドメーキングが
すでにできていたが、テーブルの上には一握りの硬貨
が投げ出してある。多分ご主人が寝る前にポケットか
ら出して置いたのだと思うと、この光景には好感を感
ぜざるを得なかった。これが一宿一飯の恩義というも
のであろうか?次の日の朝にはご主人はすでに出勤し
ておられたので親戚の人の車でワシントンDCまで送っ
ていただいた。
1

3 Abadeen にて
にも居たことがあり、ご主人は日本で生まれたそうで、
ワシントンDCとニューヨークとの中間にAbadeen
の町がある。そこには米陸軍の弾道研究所があり、そ
こを訪問見学することになっていた。そして、そこの
OCU 会員の Newbrander 中尉の家に2泊させていた
だくことになった。バスを降りて電話をしたらご主人
が迎えに来てくださった。お宅は3LDK位のマンショ
ンで結婚して間もない奥様との二人暮らしであった。
家内が抹茶の道具を持って来ていたのでまずそれを紹
介、カーペットの床に4人でちゃんと座って日本のお
茶を楽しんだ。異郷で何とも優雅な感じで大いに歓迎
された。聞くところではご主人の父君は宣教師で日本
思いがけぬ所で思いがけない人の世話になったものだ
と、その恵みに感謝した。我々の寝室にはソファーベ
ッドが置いてあり、それをダブルにした訳だが、不便
を忍んでここまでしてくださるとは感激の至りであっ
た。次の日私はご主人に案内してもらって所長に会い
研究施設や研究成果を学んでその日の仕事を終わった。
夕方、近くの某大尉の家で聖書集会があるというので
家内と一緒にそれに出席した。賛美があり、色々の証
しがあり、皆古くからの友のような感じで、クリスチ
ャンとは良いものだと思った。(続く)
事を行わせてくださる神
「神はみこころのままに、あなたがたのうちに働い
コルネリオ会 会員 圓林栄喜
たのですが大会が始まりました。大会終了後決算しま
て志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。すべ
てのことをつぶやかず、疑わずに行いなさい。」
ピリピ人への手紙2:13
1995 年 8 月10日~12日に東京池袋で持たれたAMC
F(Associate Military Christian Fellowship)アジ
ア大会は私がクリスチャンになって初めての大規模な
国際的クリスチャンの集会でした。海外から 159 名、
国内から96名もの兄弟姉妹が集い、アジア地域の軍人
クリスチャンが共に祈り会う機会を得たことは、同じ
信仰を持つ、同じ職業の仲間として本当に幸いなこと
であったと思っています。
その当時、私はコルネリオ会会計の任を負っており
ました。大会に必要な費用は大会参加費を除き約 500
万円と見積もられ、献金依頼を愛兄姉にお願いしてい
たのを思い出します。大会実行委員会の中には大会の
運営費は大丈夫だろうかという不安がなかったわけで
はありませんが、「必要は主が満たしてくださる」とい
う信仰をもって準備を進めておりました。また、必要
は資金だけでなく、大会期間中の通訳、賛美、接遇etc
と40名~50名のボランティアが必要でした。こちらは
準備を進める中で十分に集められました。「主の山に
は備えがある」とはまさにこのことだと思いました。
そのような中、資金は決して十分な状態ではなかっ
すとなんと 180 万円の余剰金ができていたのでした。
決算報告では大会費が1360万円にもなっていたことも
驚きでした。「よくあれだけの大会をこの少ないメン
バーで企画できたなぁ」という驚きです。自分にはな
いものも、神は備えてくださいます。それは、神様が
我々のうちに働き志を立てさせ、行わせてくださるか
らに他なりません。5つのパンと2匹の魚で5000人の
男子が満腹したように今の時代にあっても必要は満た
されたのです。神様は生きておられ、我々をいつも守
り導かれるお方であることを改めて確信しました。
さて、この大会での恵みはまだまだありました。そ
の一つは大会間の素晴らしいメッセージ、賛美です。
大切な時間を割いて日本に来ていただいた兄弟姉妹に
霊的な感動がなければ意味がありません。そのために
祈りが積まれ、大会期間中のメッセージ、賛美は神様
が祝福してくださり、みんな熱心にメッセージに聞き
入り、体全体で賛美していたのが非常に印象的でした。
もう一つの恵みは前の年に、アメリカのロッキーマ
ウンテンハイというプログラムに参加した際に友達に
なったDon Snow、Jonie Snow 夫妻と再会できたことで
した。1週間あまりの旅行間、まるで息子のようにか
わいがってくれ、言葉の壁を超えて、信仰の会話をし
てくれた御夫妻との再会は私にとって大会前からの期
2
待の一つでありました。大会後も数日国内を案内させ
くださったことを感謝しています。
ていただき、幸いな交わりの時を持たせてもらいまし
た。
さらに、その当時在日米海軍の将校であった Brian
German と友達になれたことです。彼は現在奥さんと共
にアメリカの神学校で宣教師としての学びをしていま
すが、大会後何回か遊びに来てくれ、手紙のやりとり
も続き素晴らしいクリスチャンの友人を神様は与えて
今年、再び大会が持たれる予定ですが、今回はど
のような恵みを神様が準備しておられるのか本当に楽
しみです。メッセージ、賛美とも大いに期待していま
す。皆さんも是非参加して共に恵みを頂きましょう!
そしてなによりもこの大会を通して、神様の御名が
崇められ、大会が祝福されるようお祈りと協力を頂け
れば幸いです。よろしくお願い致します。
コルネリオ会と私
以前、私とコルネリオ会との関わりと言えば、年一
コルネリオ会 準会員 石川恵子
“何て素晴らしいクリスチャンでしょう。私も彼女の
度の修養会に出席することくらいでした。また個人的
な事情もあって、積極的にコルネリオ会に協力したい
という気持ちになれませんでした。
ところが昨年 6 月、私の心に変化が起こりました。
その頃、主人が韓国のMCF(軍人キリスト者会)の聖会
に李将軍からお招きを受け、私も同伴することになり
ました。
ソウル郊外の山中にある祈祷院で行なわれたその聖
会で、15,000人の兵士と関係者3000人が一同に会し、
賛美し、御言葉を聴き、祈っておられる光景を目のあ
たりにし、その場に主がおられることを実感いたしま
した。
しかしその旅行中、私は別の意味で大変感銘を受け
たことがありました。それは李将軍の夫人の謙虚なお
姿でした。聖会中の李将軍のお働きを助け、私達ゲス
トを家に泊めるなどずっとお世話をして下さり、行く
先々では兄弟姉妹に励ましのお声を掛けておられまし
た。それも実にさりげなくなさって、最後まで穏やか
な優しい笑顔をくずされることはありませんでした。
彼女はまさしく聖書にある「ふさわしい助け手」でした。
ようになりたい。でも、私には到底あんな風に立派に
はできないわ。”などと私は心の中で自問自答しており
ました。
帰国後、祈りの中で、神様は私に問いかけられまし
た。「人のようでなく、あなた自身でできることはあり
ませんか。例え小さな献げものであっても私はそれを
祝福します。」と、5つのパンと2匹の魚(マタイ14:
19-21)の御言葉が迫ってきました。私は“はい、分り
ました。”と答えました。
それ以来、私はコルネリオ会の例会にも出席するよ
うになりました。とても小さな奉仕ではありますが、
今はコルネリオ会のためにお役に立てることを喜んで
います。他の夫人の方たちも蔭のご奉仕や祈りによっ
て、コルネリオ会や御主人達の尊いお働きを支えてい
らっしゃいます。特に今年8月15日~17日にはコル
ネリオ会主催の 2002 年「防衛関係キリスト者会」アジ
ア大会が東京の市ヶ谷にて開催されますので、夫人た
ちもこの大会の成功のために心を一つにしてますます
熱い祈りを献げていきたいと願っております。
ACCTSスタッフ来日(報告)
1月12日(土)~16日(水)にACCTS(Association
for Christian Conferences, Teaching & Service)のス
タッフであるピアシー元海軍大佐、グラジアー元空軍
少佐が来日されました。
12日夕方成田到着、副会長の中野久永兄が出迎え
私有車にてニューサンノホテルまで送り、ホテルにて
リック・ライリス大佐(座間キャンプ勤務中)ご夫妻
と会われました。その時、ACCTSのスタッフとし
て日本地区連絡担当者米空軍中佐のマーク・ノーアー
ク兄(六本木勤務)を初めて紹介されました。
13日(日)マーク兄とともにピアシー兄と、グラ
ジアー兄は礼拝に行き、その後都内をまわられました。
3
ますます祝されますようお祈り下さい。
出席者:石川会長夫妻、金学根宣教師(韓国)、今井兄、
矢田部兄、圓林兄、滝口兄、伊藤兄、マーク・ホーア
豪州大使館武官、マーク・ノーアーク在日米空軍中佐
会員近況
山本浩兄、木村亮一兄は空幕勤務となり現在平日は、
帰宅時間は午前0時を過ぎるそうです。勤務多忙な様
子です。山田伊智郎兄(陸幕PKO)は2月下旬から
東チモールに行かれるそうです。愛兄方の健康が守ら
れるよう、またご家族の上にも祝福をお祈り下さい。
コルネリオ会会食風景(ニューサンノホテル)
(写真左から伊藤兄,テリー陸軍准尉,矢田部兄,ノーアーク空軍中佐、
中野兄, グラジアー元空軍少佐,ピアシー元海軍大佐,フクダ先生,
滝口兄)
14日(月)コルネリオ会による昼食会がニューサン
ノホテルでもたれました。
15 日(火)には防大聖書研究会に出ていただき、15
名の学生等にグラジアー元空軍少佐とピアシー元海軍
大佐が救いの証しをして下さいました。横須賀で1泊
され、翌日成田空港から台湾へ向かって出発されまし
た。短い滞在でしたが、主にある交わりを感謝します。
なお、来日予定だったSnow御夫妻は、奥様のJonie
姉が体調を崩され入院中のため今回は来ることができ
ませんでした。Jonie姉の病の癒しの為にお祈り下さい。
1月例会報告
2002年1月19日(土)1400~1600の
間、市ヶ谷会館本館 4階会議室で今年最初の例会が開
かれました。賛美、祈りの後聖書の学びが持たれ、使
徒行伝第16章から、伊藤兄を通してパウロの獄中伝
道、監守の心の変化などについて話がありました。
その後、参加者から我々は自衛官キリスト者としてど
うあるべきか、神の御業の素晴らしさなどの感想、質
問があり良い学びの時となりました。その後、アジア
大会の打ち合わせなどがなされました。
出席者は以下の通りですが、日韓米豪のAMCFメ
ンバーが共に一つの場所(市ヶ谷会館)に集められ、
お互いにバイブルスタディー、祈りの時間を持ったの
は、コルネリオ会歴史上初めてだと思われます。会が
献金感謝 (2001.10.21~2002.1.24現在)
今回も多くの愛する兄弟姉妹から尊い献金をいただ
きました。心から感謝申し上げます。ありがとうござ
いました。
玉井佐源太,ホーア大佐,足立順二郎,今井健次,安永稔,
滝口厳太郎,飯塚正実,後藤茂光,柳沢二郎,加瀬典文,
海野幹郎,圓林栄喜・さゆり,谷岡博志,瓜生弘一,
飯塚正実,峯崎康忠,宮岡修二,矢田部稔,花井米男,
下桑谷浩・玲子,太田正信,中川利行,広田具之(敬称略)
(海外からの献金)
韓国軍人キリスト者会(KMCF)から 2002年アジア
大会のためにこれまでに3回、合計 203,363 円の献金
がありました。熱い祈りとご支援を感謝致します。
これからも、8月に行われるアジア大会の為に引き続き、
ご支援をいただきますようよろしくお願いいたします。
(祈りの課題)
2002 年 8 月 15 日~17 日に開催される「防衛関係キ
リスト者会アジア大会(グランドヒル市ヶ谷)」のた
めに。
(月例会案内)
毎月1回、月例会を実施しています。
当分の間、市谷会館本館4階で実施する予定です。
詳しくは、中野久永兄 ji1cjj@jarl.com
TEL090-8559-8598 までお問い合わせ下さい。
皆様のご意見、ご感想をお待ちいたしております。
匿名でも結構です。自由なご意見をお寄せ下さい。
(編集子)

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